介護の仕事に就こうかな・・と考えているあなたにとって、介護職とはどんなイメージですか?
やっぱり、施設で働くイメージでしょうか?施設によって、条件や仕事内容が大きく異なります。
あなたのライフステージや家庭の事情で、介護の仕事を派遣でしようかなと考えておられるかもしれません。
介護職を派遣で働くメリット・デメリットについて考えてみましょう。
◯好印象を持たれない介護職
あなたは「安い給料」「休みが少ない」「仕事がきつい」など
噂をどこかで聞いたことがあるかもしれませんね。
実際、介護で働くのは大変なことは間違いありませんが、
やりがいのある仕事であることも事実です。
今、高齢化社会に急速に向かっている日本では、介護士が不足しています。
だから、介護の仕事の求人は途切れることなくあります。
もし、今、あなたが介護職で働いていて、不満を感じているのなら、
もっと好条件の場所に転職することもありではないでしょうか?
新しい仕事は簡単に見つかりますよ。
◯正社員だけではない。
未だに、日本には正社員なら、安心、安定しているという「正社員信仰」があります。
果たしてそうでしょうか?生活スタイルの多様化によって、
必ずしも、正社員として働くことが、その人にとってベストとは限りません。
契約社員、パート、アルバイトなどあなたの都合に合わせて働くことができる
ワークスタイルも選択肢の一つと考えてもいいでしょう。
実際には、正社員より稼いでいる、責任のある仕事をしている非正規の職員さんもおられます。
非正規として働くなら、派遣社員という働き方がベストです。
◯派遣で仕事をするメリット
今や、「介護業界では、派遣で働くのが一番いい」と
話題になっていますが、それはなぜでしょう?
派遣で働くメリットについて考えてみましょう。
・稼げる可能性
正社員より稼げる可能性があります。実際、あちこちの現場で、
正社員よりたくさん稼いでいる派遣社員は多くいます。
どれだけ働くかにもよりますが、
正社員の場合、サービス残業を強制されたりすることがありますが、
派遣にはそれはできません。
正社員の場合、
サービス残業に加えて、無給での研修や雑務に追われることが多く、
介護職の正社員の離職率は高いです。
介護の現場は激務なので、正社員として雇われていても、長続きせず辞める方も多くいます。
辞められたら、現場のスタッフに穴が開くわけですから、
どうしても必要なスタッフを確保しなければなりません。
そのため、派遣職員はどうしても必要で、その結果、給料設定が高くなっています。
・シフトの融通性
介護施設は、365日24時間体制で運営されています。
正社員に比べて、派遣の方が、シフトの融通がききます。
正社員の場合、月に何回かの夜勤、残業などに組み込まれます。
希望を出せると言っても、なかなか思うようにいかないのが現状です。
もし、派遣なら、希望通りにシフト調整をしてもらえる可能性があります。
直接雇用ではないので、労働者派遣法によって夜勤や残業も強制されることはありません。
法律があなたを守ってくれます。
◯派遣で介護の仕事をするデメリット
もちろん、派遣で働くことのデメリットもあります。
一番のデメリットは、契約期間です。
つまり、契約社員と同様、有期雇用となることです。
正社員なら、定年まで働こうと思えば働けますが、派遣の場合はそうはいきません。
基本的に派遣社員の契約期間は1か月単位です。
会社によっては3か月、または6か月という場合もあります。
施設側の都合で、契約更新にならないことも多々あります。
この点がデメリットです。
また派遣の場合、いくら経験を積んでも、
知識が豊富でも組織内の管理職にはなれない点もデメリットと考えられるでしょう。
有期契約の人に、施設を任せる管理職はさせられないというのが本音でしょう。
ステップアップしていく楽しみややりがいを感じられないかもしれません。
正社員が嫌がる仕事を押し付けられるということもあります。
ただ、手当などで実質的に昇給になることもあります。
まとめ
派遣として介護の仕事をすることのメリット・デメリットについて考えてみました。
正社員しか考えないなら、仕事の選択の幅も狭まります。
派遣もOKなら、仕事選択の幅が広がりますよ。
資格がない、経験がないという状態からの求職なら、
まず派遣で仕事の経験と実績を積むのもいいでしょう。
いずれにせよ、介護の仕事はやりがいがある反面、大変であることは間違いありません。
そのことを分かったうえで、あなたに合った働き方を選びましょう。
周りの人のうわさや評価に惑わされず、あなたがどうしたいか、
何をしたいかをよく考えられるといいでしょう。
選択肢の幅を広げれば、きっとあなたぴったりな仕事が見つかります!